理想は脱アイテム課金

【要点】
・Lv60くらいまで無料、それ以降は月額課金（体験無料型月額課金）
・課金特典は取得経験値・アイテムドロップ率の飛躍的アップ
・課金特典の実装によりゲームバランスは崩れない
・課金金額についてＭＭＯＲＰＧのドフスが参考になる
・ドフスの課金体制は月額５００円、
　永久２００００円又は課金総額５００００円以上
・「狩りして良品アイテムゲットしてキャラを強化」のサイクルを提供する
・上記サイクルが中毒性を持ち、魅力となり、プレイヤーを惹きつける。

【詳細】
アイテムがリアルマネーで手に入ってしまうのは本当にいいのだろうか。
それもコスプレアイテムじゃないですからね。
ゲーム内で役に立つ価値あるものが手に入るわけです。
今回はこのことについて考えてみたいと思います。
結論はタイトルにある通りです。
あくまで「理想は」脱アイテム課金というだけで、
アイテム課金に絶対反対というわけではありません。
月額課金とアイテム課金のハイブリッドだってありだと思います。
避けねばならないのは下手な手をうってＭＵがサービス中止になることです。

まず、脱アイテム課金とするならどこで金を稼げばいいのか。
これ大事ですよね。
やっぱりどんな理想を唱えようとも自由ですが、
お金を稼ぐ仕組みを作らないといけませんからね。
で、私はやはり月額課金だと思うわけです。
前やってたやつあるじゃないですか、
Ｌｖ６０くらいまでは無料で、それ以降は課金必要ってやつ。
これなかなかいいなと私なんかは思います。
体験無料型といってもいいかもしれませんね。
しかし、ただ月額課金にするのではプレイヤーに喜んではもらえません。
そこで、取得経験値とアイテムドロップ率を飛躍的に向上させます。
中途半端はいけません。
やはり「おぉ」ってプレイヤーに思わせないとね。
そこでどれだけアップさせるかですが、
取得経験値は少なくても３０倍。
３０倍というのは以前やったエクセレントサーバーで使われた数値です。
で、アイテムドロップ率ですが、
これの具体的な数値を上げるのはちょいと難しい。
まず、ＣＣ行かなくても狩りでも
宝石をそこそこ（３個／１時間）集めることができる程度にはして欲しい。
それから焦ってパンドラしなくても
狩りで欲しいアイテム（ＥＸ幸運２ＯＰ等）が手に入るくらいにはして欲しい。

ではこの２つの措置を恒常的にするとゲームバランスは崩れるか。
私は崩れないと思います。
むしろプレイヤー同士の力が拮抗しあって面白くなると思います。
それに皆の力が飛躍的に上がれば
あのセルパンだって倒せるかもしれません。
ただ、もし課金アイテムの売上が安定しているのならば
もし課金アイテムの売上がどんどんと伸びているのなら
それを止めるというのは自殺行為に近いかもしれません。
うまくいっているものを捨てるってのは勇気がいります。
でも、ここで大事なのはこれからも伸びしろがあるのかどうかです。
アイテム課金にしてから大分経ったと思います。
数字的なことは当然押さえていると思います。
それを見て伸びしろがあるのかどうか判断して欲しいと思います。
その上でお金になる方法であり、かつプレイヤーも楽しめる方法
を考えて欲しいと思います。
私の言う、
体験無料型月額課金＋取得経験値・アイテムドロップ率飛躍的向上
これがどれだけお金を稼ぐ上で有効かは断言できませんが、
プレイヤーには支持される方法だと思っています。
月額課金の額にもよるとは思いますが、その点については
ドフスというＭＭＯＲＰＧなんて参考になるかもしれませんね。
それとお金を稼ぐことを第一にするのではなく、
狙った顧客層に支持されることが第一だと私は思っています。
それが結果としてお金になるかどうかが未知数なのが悔しいですが。
ただ、ある程度はお金という形で支持されると思います。
誰だってこのゲームいいなぁと思ったらお金出しますからね。

それから、ＭＵはどう見てもディアブロオマージュゲーです。
ディアブロ系を好物にしている人を
おそらく今も昔も主な顧客層にしているんだと思います。
ならば、やはりアイテム課金という形態はウケが悪いと思います。
狩りして良品アイテムゲットしてキャラ強くして、
このサイクルを味あわせることが大事なような気がします。
しかし、今のＭＵはこの「狩りして良品アイテムゲット」
の部分が欠けています。
すごくシンプルですが、
このサイクルこそが中毒性を生みだし魅力になるんです。
良品が手に入るかもしれないと思えば、
レベル上げのための狩りだって楽しくなります。
そりゃ、必ずしも良品が手に入るわけではありませんが、
この一喜一憂を味わうのが楽しいんです。少なくとも私は。
ただ、「一喜」一憂ですからね。
良品が実際にドロップするのを経験するからまたやろうと思うわけです。
そしてなかなか止めどきを見つけることができずに、ついやってしまう。

さて、今後のＭＵがどうなるか楽しみにしています。