空前絶後のゲーム

ほんと遊びやすく仕上げられてます。
真・女神転生ＶＸをやってて私が感じていることです。
一例挙げるとすると悪魔合体に今流行の？スキル継承を加えず、
代わりに魔法屋を作ったところ。

メガテンシリーズでは真Ⅱからスキル継承なるものが誕生しました。
一見するとこれって良さそうにも思えるのですが、実は面倒。
欲しいスキルを育てたい悪魔に継承させるために
色々と考えなきゃならないですからね。
そこで、いっそのことスキル継承はなしのままにしたのがおそらく真ＶＸ。

しかし、スキル継承にはいいところもあります。
強力なスキル、役に立つスキルならば
次使う悪魔に継承させて使いたいですからね。
そこで、おそらくそれに配慮して作られたのが真ＶＸの魔法屋。

しかし、ここで重要なのが魔法屋で手に入るのはその名の通り魔法のみ。
特技に関しては一切購入できません。
こうすることで悪魔毎の個性を残すと共に、
強い特技を持つ上位レベルの悪魔の存在意義を
持たせているのだと思います。

面倒なスキル継承を簡略化すると共に、悪魔にも個性を持たせる。
それを実現しているの真ＶＸはすごいの一言です。
ほんと只者ではない人（人たち）によって作られているのがよく分かります。
まさに空前絶後（＊）のゲームですよ、真・女神転生ＶＸは。
＊：未だかつてなく、しかも、今後もまずありえないという意味

金とって提供されている既存のゲームがあまりに情けなく感じる。
安かろう悪かろう？そんな言葉は真ＶＸの前では失礼極まりないです。

さて、今年メガテンシリーズの最新作真・女神転生Ⅳが出ますが、
やる前から分かる、真・女神転生ＶＸを超えることは絶対にできない。
絶対に絶対に絶対にできないです。
どんだけ完成度が高く、面白くてもです。
次元というか座標軸が違うと言ったほうがいいですかね。
同じ面白いでも、一方は名も明かさず、権利も放棄し、お金も取らない。
他方は、名も明かし、権利も保持し、お金も取る。
戦う前から格の違いがあります。
普通の人では偉人（偉人達）には到底太刀打ちできないってことです。

ただ、ベースとなってる真・女神転生自体を作ったのはアトラスです。
もともとのベースの良さがあるといのもその通り。
しかし、真ＶＸによるアレンジは原作の価値を著しく増大させています。
そこで民法246条1項但書（＊）を類推適用したいと思います。
もし類推適用できるなら、
真ＶＸの所有権は真ＶＸ作成者（達）のものとなります。
つまり、新たな創作物として認められるということです。
ここで私が言いたいのは法的な権利を
作成者（達）に認めたいということではありません。
作成者（達）はそんなどうでもいいものはそもそも放棄するでしょうしね。
私が言いたいのは真ＶＸを新たな創作物として
認めるべきであるということです。
＊：工作によって生じた価格が材料の価格を著しく越えるときは、
　　加工者がその加工物の所有権を取得する

まぁ、作成者（達）はそんなことさえも望んでいないでしょうけど・・・。
いや、クリア後のスタッフロールに
自分達の名前ではなくアトラスの製作陣の名前を連ねているんですね。
あくまでアトラスリスペクトの
真ＶＸというのが作成者（達）の心なのでしょう。
そういうところもまたしても奥ゆかしい。

最後になりましたが、
真ＶＸを作ってくれた神々しい人（人達）に最大の敬意をこめて、礼！！